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【読書感想】ニュータウンは黄昏れて

ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫) [ 垣谷美雨 ]という本を読みました。

このまま賃貸で暮らすのか、いつかは家を買うのか、そんなことを考えながら暮らしているのでこのタイトルは興味深かったです。

 

【あらすじ】

バブル崩壊前夜、4LDKの分譲団地を購入した織部家。

都心から1時間、広大な敷地には緑があふれ、「ニュータウン」と持て囃されたが、築30年を過ぎ、母の頼子は理事会で建替え問題に直面。が、議論は住民エゴの衝突で紛糾、娘の琴里は資産家の息子と出会い、一家は泥沼からの脱出を夢見る…。

Amazon内容紹介より〉

 

【感想】

わたしはいま30代前半なのであまりバブルの記憶はないのですが、この頃にニュータウンを買っているとこういう状況になっているのかと思いをめぐらせながら読みました。

いくら自分の家のためといえ、こんなにローン地獄に苦しめられるのは嫌です。

バブルの頃にはこんなに不動産が値下がりするとは想像もできなかったのでしょう。

ニュータウンはゴースト化していくが、ローンも払い終えていないし、売ってもかなり価値が下がってしまっているし、どうしようもない状態。

 

現在も「家は持ち家がよい」「家を買うなら新築」というような考えが多いですが、無理してローンを組んでまで、この考えにとらわれてはいけないと感じます。

 

その人や家族の状況によってさまざまなので、世の中の考えに流されず、自分で自分の家をどうするか考えるべきです。

 

現在、我が家は賃貸なので、いつか持ち家は欲しいと考えることもありますが、家を買うのはとてもリスクが高いです。

高いローンを組んで家を買ったとしても、家族の状況(転勤、失業、子どもの人数増加、離婚など)が変わったり、自然災害などで家が壊れてしまったりすることがあるからです。

家賃はかからなくても、固定資産税や修繕費などもかかります。

 

これをふまえて今後どうするか家族で相談していきたいです。

この本を読んで自分の家について考えることができてよかったです。