【読書感想】子育てはもう卒業します (垣谷美雨)
先日読書感想を書いた夫の墓には入りません (中公文庫) [ 垣谷美雨 ]が面白かったので、次は子育てはもう卒業します (祥伝社文庫) [ 垣谷美雨 ]という本を図書館で借りて読んでみました。
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すぐに読みたい本は購入することも多いですが、調べると図書館にあってすぐに借りれそうだったのでラッキーでした!
図書館は子どもの絵本を借りるついでによく行くので自分の本も良く借ります。
<あらすじ>
「母親として主婦として頑張ってきたけど、私の人生このまま終わりに向かうの……?」
教育費を捻出するため夫の両親と同居するお受験ママの淳子。
娘には一生続けられる仕事に就いて欲しいと願う専業主婦の明美。
親の猛反対を押し切り結婚したことを後悔するお嬢様育ちの紫。
就職、結婚、出産、子育て、嫁姑、実家との確執、職場復帰……
故郷を離れた18歳から40年、3人は悩みを語り合ってきた。 時には口に出せない痛みを抱えながら――
注目作家が、「親離れ・子離れ」を等身大で描く書下ろし長編小説。
<感想>
まだまだ子育て真っ最中の30代の私が読むと、母親として登場する3人は自分の親世代でした。
母親の立場で読むと少しジェネレーションギャップがありましたが、いろいろな家族、子育て、夫婦、嫁姑…があるのだなぁと考えさせられました。
自分の母親は子育て中こんな風に考えていたのかと思ったり…
自分がいま母親となっているので、自分が子育てするとき、こんな風に悩むのかと思ったり…
子どものことは心配なので大学進学を進めたり、看護師になることをすすめたり、すごくわかる気がします。
もしわたしがその立場になったときは、できるだけ本人の意志を大切にしてあげたいと思います。
というのも、わたし自身、両親から、進学、就職、結婚などに関して口を出されたことはほとんどありません。
相談に乗ってくれるし、アドバイスはしてくれますが、いつも私の選択を見守ってくれていました。
今となってはそれがどんなに心配で難しいことだったか…本当にすごいと思います…
そんな両親のように子どもを信じて、好きな道をすすませてあげたいと思います。
すごく難しいことだと思いますが…
読みたかった老後の資金がありません (中公文庫) [ 垣谷 美雨 ]が図書館で予約確保できたみたいなので、また子どもの就寝後に読みたいと思います。
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